秋月城跡は、1624年に黒田長興によって築かれた秋月藩の居城跡です。現在は石垣、大手門であった「黒門」（垂裕神社参道に移築）、唯一当初の位置に残る「長屋門」などが往時の姿を伝えています。陣屋形式の小さな城跡は県指定史跡、黒門と長屋門は県指定有形文化財です。情緒ある城下町の街並みとともに、歴史散策が楽しめます。特に春の桜と秋の紅葉（杉の馬場通りなど）が美しく、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。　写真提供：朝倉市

甘木公園（通称丸山公園）は、福岡県甘木市にある四季折々の美しい自然を楽しめる広大な公園です。公園内には、豊かな緑と色とりどりの花々、美しい池や滝が広がっています。 春には、桜の花が満開になり、公園全体が桜色に染まります。また、桜の開花期間中には、ライトアップイベントが開催され、夜間でも幻想的な風景を楽しむことができます。 夏には、清流が流れる川遊びや、広大な芝生広場でのピクニックが楽しめます。また、花火大会も開催され、夏の夜空に彩りを添えます。 秋には、色鮮やかな紅葉が公園一帯を彩ります。紅葉のトンネルや美しい風景が広がる公園内を、のんびり散策するのは格別です。 冬、クリスマスシーズンにはイルミネーションイベントも開催され、公園内が幻想的な雰囲気に包まれます。

平塚川添遺跡公園は、福岡県甘木市にある弥生時代の大規模な集落遺跡を整備した公園です。平成3年に発見されたこの遺跡は、紀元前後頃に形成され、弥生時代後期〜古墳時代初期（紀元2〜3世紀）に最盛期を迎えた集落で、最盛期には数百人が生活していたと考えられています。公園内では、発掘された遺物や遺跡の様子を展示した資料館や、復元された住居や竪穴式倉庫などがあり、遺跡の歴史や暮らしぶりを知ることができます。また、植物の出土もあり、アシ・ブドウ・ハンノキ・イチイガシ・ツブラジイ・コナラ・ヤマモモなどが確認されています。公園は甘木市北部から段丘として南伸する福田台地の西側、小石原川の伏流水が湧水となって南流する地域にあり、自然豊かな環境に囲まれています。遺跡の歴史や文化に触れながら、自然と触れ合える平塚川添遺跡公園は、歴史好きや自然好きな人にとって魅力的な場所です。

朝倉の三連水車は、1789年に完成した歴史的な水車で、現在でも実働する日本有数の水車の一つです。この三連水車は、1992年に国の史跡に指定され、6月中旬から10月頃まで稼働しています。さらに、水車は5年毎に作り替えられており、最新の技術が取り入れられているそうです。 また、朝倉には「三連水車の里朝倉」という産直所もあり、新鮮で美味しそうな野菜が並んでいます。施設の裏側には広い芝生のスペースがあり、三連水車の実物大「モニュメント」が鋼鉄製で展示されています。

福岡県朝倉市にある「原鶴温泉」では、毎年5月20日から9月末まで「鵜飼（うかい）」が行われます。この鵜飼は、古くから続く伝統的な漁法で、筑後川の上流で行われるもので、鵜匠が鵜を使って魚を捕る様子を見ることができます。屋形船に乗船し、鵜飼舟と合流し、川を下りながら鵜飼を見学することができます。 また、原鶴温泉は、福岡県随一の湧出量を誇る名湯でもあります。温泉には美肌効果や疲労回復効果があり、多くの人に親しまれています。　写真：朝倉市提供

甘木鉄道は、福岡県朝倉市の甘木駅から小郡市の西鉄小郡駅を結ぶローカル鉄道であり、自然豊かな甘木地域を走る風光明媚な路線として知られています。かつての国鉄甘木線が廃止対象路線となったことから、福岡県が鉄道の存続に難色を示し、それでも鉄道を求める地元の声に応える形で、1988年に発足しました。 甘木鉄道では、夏には「たなばた列車」を運行しており、季節感あふれる列車の中で風景を楽しむことができます。さらに、甘木鉄道の公式ウェブサイトでは、「甘木鉄道を育てる会」によって運営される「のりたい甘鉄」というページがあり、鉄道ファンにとっては興味深い情報が満載です。　写真：朝倉市提供

「水の文化村 甘木」とは、福岡県甘木市にある、水をテーマにした体験型施設です。日本の水の豊かさや重要性を学ぶことができるとともに、水とのふれあいを通じて自然との共生を考えることができます。 施設内には、水の文化に関する展示や、水を使った科学実験ができる実験室、水にまつわる映像を鑑賞できるシアター、水辺の生き物を観察できる水族館などがあります。また、水と触れ合える「水あそび広場」では、川遊びや水遊びが楽しめます。 さらに、甘木市周辺の豊かな自然を生かした散策コースもあり、森林浴や植物観察を楽しむことができます。地元の食材を使ったレストランもあるので、食事も楽しめます。写真：朝倉市提供