松山市立子規記念博物館は、近代俳句・短歌の革新者である正岡子規の生涯と業績を顕彰する文学博物館です。子規の遺墨や愛用品、彼が活躍した明治時代の松山の歴史・文化に関する資料などを展示しています。子規が提唱した「写生」の精神や、彼と交流のあった夏目漱石などの文人たちの足跡にも触れることができます。子規の文学を深く理解するための講演会や企画展も開催され、松山観光の文学散策の拠点となっています。

アクセス	道後温泉駅から徒歩約4分、ホテルから車で約25分

道後温泉駅前の放生園にある「坊っちゃんカラクリ時計」は、1994年、道後温泉本館建設100周年を記念して造られました。 午前8時から午後10時までの間、道後温泉らしい音楽とともに台座がせり上がり、小説『坊っちゃん』の登場人物（坊っちゃん、マドンナ、赤シャツ、野だいこなど）が次々と現れる賑やかなカラクリショーを繰り広げます。ショーの最後にはマドンナが道後観光案内をします。時計の隣には足湯もあり、カラクリ時計は道後温泉を訪れる人々に人気のスポットとなっています。

アクセス	道後温泉駅から徒歩約1分、ホテルから車で約25分

愛媛県伊予郡砥部町にある愛媛県立とべ動物園は、西日本屈指の規模を誇る動物園です。敷地は約11haに及び、約180種1,000点の動物が、生息地や行動学に基づいたパノラマ展示など、自然に近い姿で見られるよう工夫されています。特に、日本で初めて人工哺育に成功し全国的にも有名なホッキョクグマ「ピース」がいるベアストリートは必見です。園内はゾウストリートなど10エリアで構成され、様々なイベントも多彩に開催されています。また、2021年には隣接するえひめこどもの城とを結ぶ四国最大級のジップラインもオープンし、より楽しめるスポットになっています。

アクセス	ホテルから車で約35分

道後温泉（愛媛県松山市）は、3000年ともいわれる歴史を持つ、兵庫の有馬温泉、和歌山の白浜温泉と並ぶ日本三古湯の一つです。 『日本書紀』にも登場し、聖徳太子の来浴など「日本最古」にふさわしい数多くの伝説が残されています。シンボルである道後温泉本館は国の重要文化財に指定され、歴史ある趣と現代的な設備が融合しています。2024年7月には約5年半ぶりに全館営業を再開しました。湯上りには周辺の商店街や資料館などの散策も楽しめる、松山観光の核となるスポットです。

アクセス	道後温泉駅より徒歩約4分、ホテルから車で約25分

松山市の中心部にそびえる松山城は、加藤嘉明が1602年（慶長7年）から約25年の歳月をかけて築城した平山城です。攻守の機能に優れた連立式天守を備えています。 1784年の落雷で天守を焼失しましたが、1854年（安政元年）に再建されました。この天守は、江戸時代以前に建てられた「現存12天守」の一つで、創建時の桃山文化様式を見事に再現した三重三階地下一階の建築です。 松山城は、天守をはじめとする21棟の建造物が国の重要文化財に指定されています。また、国指定史跡「松山城跡」や日本100名城、日本さくら名所100選など、数多くの指定を受けている貴重な城郭です。

アクセス	市内電車「大街道」駅より徒歩で約5分、ホテルから車で約20分

松山市の中心施設である坂の上の雲ミュージアムは、2007年（平成19年）4月28日に、「『坂の上の雲』のまちづくり」の中核として開館しました。 世界的建築家、安藤忠雄氏が設計した建物は、松山城周辺の歴史や自然環境を意識した形が特徴です。本ミュージアムでは、司馬遼太郎氏の小説『坂の上の雲』に焦点を当て、松山出身の3人の主人公の足跡や“明治”という時代をテーマにした展示を行っています。単に歴史を展示するだけでなく、情報発信やまちづくり支援の機能も持ち、松山市が目指す「まち全体を屋根のない博物館とするフィールドミュージアム構想」を支える重要な拠点となっています。　

アクセス	ホテルから車で約21分

道後にある伊佐爾波神社は、江戸時代初期に松山三代藩主・松平定長が流鏑馬の成功を感謝して建立しました。別称「湯月八幡」とも呼ばれます。 社殿は、日本に三例しかない整った八幡造りで、日本三大八幡造りの一つに数えられています。楼門、回廊、幣殿、本殿など、建物全体が国の重要文化財に指定された貴重な建築群です。回廊には、日本の数学の発展を示す貴重な二十二面の和算額が奉納されています。安産や心願成就などのご利益がある神社としても知られています。

アクセス	ホテルから車で約24分